あなたは6種類の伝説の装備を持った熟練の冒険者です。今夜も酒場で他の冒険者達と自慢話をしています。自分こそが最も勇敢で強い冒険者だと示すために装備を捨てより難しいダンジョンに挑戦しましょう。 しかし、自慢話も度が過ぎて装備を捨てすぎたり、難しすぎるダンジョンに挑戦してしまうと死んでしまいます(´・ω・`)
フレーバーを要約するとこんな感じです。もうこれだけで盛り上がれますネ^^このフレーバーと設定が嚙み合っている所がとても気に入っています。
ゲーム内ではこれに加えて、他のプレイヤーを出し抜くための心理戦も展開されます。ゲームとしても非常に面白いです。
これを書くに当たってルールを読み直してたら今までルールを勘違いしてローカルルールで遊んでいたことが判明しました。それについても最後に書いています。
それでは詳細を見ていきましょう!
ダンジョンオブマンダム エイトとは
前作「ダンジョンオブマンダム」に7種のスペシャルモンスターと7種の新職業を追加してリプレイ性を高めたリメイク作です。プレイヤーは自慢屋の冒険者となって勇気と無謀のチキンレースを行います。
「俺はドラゴンなんてへっちゃらだね(ブラフ)」って言いながらダンジョンにゴブリンを配置したり、「裸でも生還できるわwww」と言いながらプレートアーマーを捨てたりしながら生還できるギリギリのところでダンジョンに挑み、宝を持ち帰ることを目指します。
プレイヤー数は2~4人、1プレイは30分程度です。個人的には3人くらいが一番楽しめると思います。
また手持ちサイズ(縦横がスマホ程度、厚さがスマホ4枚分)位なので気軽に持ち出せるのも嬉しい所です。プレイするのに必要なスペースもほとんどありません。
内容物
・職業別タイル:8職x装備6種(+職タイル)
・モンスターカード:13枚(5種x2枚+3種x1枚)
・スペシャルモンスターカード:7種
・プレイヤーカード:4枚
・財宝カード:5枚
・説明書:日英で1枚ずつ
・小箱

コンパクトに収まってるので持ち運びしやすいですよ^^カードやタイルの質も十分です。ただ、ちょうどいいサイズのスリーブがないのが玉に瑕。
遊び方
ゲームの準備
命を配る
まずはプレイヤーカードを皆に配ります。モンスターの強さ一覧が載っているカードです。死亡回数のカウントに使いますので黒い方を表にして持っておきましょう。

冒険者を選択する
スタートプレイヤーの人が使う冒険者を選びます。(ランダムに決めても面白いですよ)
そして選んだ冒険者の装備品を並べてください。最初は騎士がおすすめです。ついでに財宝カードも重ねて置いておいてください。

スペシャルモンスターを選ぶ
7枚のスペシャルモンスターの中からランダムに2枚選び、全てのプレイヤーに公開します。皆が今回のゲームで使うものを覚えたら、13枚の通常モンスターカードと混ぜてシャッフルし山札にします。
残りはこのラウンドでは使わないので脇に置いておきましょう。

ラウンドの流れ
各プレイヤーが順番に以下の行為を行います
1:パスをするか選ぶ
まず最初にパスするかを選択します。普通パスするのは2週目以降ですね^^
パスしない場合は2に進み、パスした場合は次のプレイヤーに手番を渡します。パスしたプレイヤーはこのラウンドはダンジョンへの挑戦権を失い、手番もスキップされます。
「いいや!「限界」だッ!パスだッ!」って感じでパスしてください^^
2:ダンジョンを作る
パスをしなかった場合は山札を一枚めくって自分だけが確認します。その後、めくったカードをダンジョンに置くか、装備を捨てるか選びます。
ダンジョンに置く場合はそのまま裏向きで財宝カードの上に重ねていきます。
装備を捨てる場合は装備を1つ選び、めくったカードの上に置いて脇に置いておきます。
その後、次のプレイヤーに手番を渡します。
↓脇に置かれたたいまつ

3:ダンジョンに挑む
パスしていないプレイヤーが残り1人になったら、そのプレイヤーがダンジョンに挑みます。
初めに「ヴォーパルソード」等のダンジョンへの挑戦開始時に宣言が必要な装備を処理します。また、装備と冒険者のHPを合計しておきましょう。その後1枚ずつダンジョンをめくっていきます。
モンスターカードをめくったら戦闘です。まだ使える装備品でモンスターを「殺す」ことができた場合、ダメージは受けません。下の例だとヴァンパイアは強さ4(偶数)なので「聖杯」で殺せます。
殺せなった場合はHPにモンスターの強さ分のダメージを受けます。

これを繰り返し、HPが無くなったら死亡します。死亡した場合はプレイヤーカードを裏向き(赤いほう)にしてください。
HPが尽きる前に財宝カードにたどり着けた場合、そのプレイヤーは財宝を手にします。
4:挑戦終了後
ダンジョンに挑戦したプレイヤーが新たなスタートプレイヤーとなります。次の冒険者を選び、スペシャルモンスターを選び直してください。そのあと、またラウンドを開始します。
いずれかのプレイヤーが財宝を2つ手にしたらそのプレイヤーの勝利です。また、生き残っているプレイヤーが1人になった場合も生き残った人の勝利です。
感想など
私のかなりのお気に入りのゲームです。ルールも分かりやすく、熟練者とか関係なく勝ち負けがばらけて盛り上がれるので初めてボードゲームやる人が居る時には最初にこれを出すことが多いです^^
しれっと強カードをダンジョンに置く人や、盛大なブラフを掛けてショボいのを置く人、勇敢にも装備を捨てていく人や、堅実にパスしていく人等、個性がプレイに出やすいゲームでもあると思います。
安いく、小さく、遊びやすく、ボードゲーム初心者にもお勧めできる良いゲームです。買いましょう^^
ちなみに、私は今まで勝手なローカルルールで遊んでました。以下それについて。
ローカルルール
パスを最初に宣言した人間が暫定的にダンジョンへの挑戦権を得ます。
「いいや!「限界」だッ!行くねッ!」って言ったり、「この装備とダンジョンなら生還できる(ドンッ!!)って感じで勇気をアピールしながらパスします。(パスじゃねぇ挑戦するんだ)
次のプレイヤーがダチョウ倶楽部よろしく「どうぞどうぞ」とパスを続け、1週パスが回ったら最初にパスをした最高に勇敢なプレイヤーがダンジョンに挑戦します。
次のプレイヤーが「俺はもっと難しいダンジョンも行けるが?チキンか?」とか「もっと装備捨てても生還できるなwww」とパスせずに山札をめくった場合、パスしなかったプレイヤーを除いてラウンドを続行します。
パスしてない人間が最後の一人になり、かつそのプレイヤーがパスせず山札をめくった場合、そのカードを処理したのちにそのプレイヤーがダンジョンに挑みます。
性質上、勇敢さロールプレイが捗り楽しめますよ^^その代わりプレイヤーが死にやすいです。
お好みでこのルールもやってみてください。質問があれば受け付けます。
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