集合住宅に住んでいる方など、ポート開放ができない場合はレンタルサーバーなりを借りてサーバーを建てることになります。
また、そういった点以外でもレンタルするメリットは多数あります。
本記事ではレンタルサーバー(VPS)のメリットを解説し各サービスの比較も行います。
レンタルサーバーのメリット
24時間稼働が可能
レンタルサーバーを利用する1番のメリットは24時間稼働が可能なことです。
そのため、友人と遊ぶ時間が多少ずれてしまっても、友人だけが先にログインして作業をしておくなどといったことが可能です。また、毎回サーバーを起動する手間からも解放されます。
自身でサーバーを立てて同じことをやろうとするとサーバー用PCを用意して24時間動かし続けることになります。夜はファンの音が気になりますし、電気代もじわじわと効いてきます。
設定が楽
次段のポート開放にもつながりますが、多くのVPSサービスは簡単にMinecraft のサーバーをセットアップできます。なので、パソコンの操作に不安がある方でもサーバーを立ててマルチプレイができます。
ポート開放不要
素人がちょいちょいと気まぐれにやろうとしてもポート開放できない場合が多々あります。
しかし、レンタルサーバーやVPSであればこの操作が不要になるので、ポート開放が上手くいかずにマルチプレイができない人にはこれも大きなメリットです。
自宅PCのセキュリティリスクも軽減できます。
パソコンの負荷軽減
Minecraft を遊ぶパソコンでサーバーも稼働させる場合、どうしてもサーバーの維持にもメモリとCPUのリソースを取られてしまいます。最新のつよつよCPUに32GBメモリ!!みたいなかなり余裕のある環境でないとMod入りマルチプレイは不便することがあります。
その点、サーバーの維持を外部サービスに委託すると、その分のメモリ・CPUのリソースを消費しないため、さらにModを積み込めますし、動作も軽くなります。
レンタルサーバーのデメリット
とにかく、利用料金がかかるにつきます。
サーバーのスペックにもよりますが、月に500円~5000円ほどかかります。少人数のプレイであればさほど気になる料金にはなりませんが、利用目的と料金を鑑みて選択しましょう。
言うても、個人でサーバーを立てる人間は身内の少人数で遊ぶか、大規模サーバーを立てるか、のどちらかであり、後者は熱量も技術もあるかと思いますので、普通に自宅サーバーを立てるとよいでしょう。
余談
某VPSサービスでメモリ16GBプランの3年契約で16万円でした。型落ちPC買って維持するほうが金銭的には安いですね…
身内での少人数利用であればレンタルサーバーやVPSが楽だと思います。
サービスを選ぶポイント
プラン・スペックを柔軟に変更できるか
導入するModやプレイ人数、遊び方によって必要なスペックは変わってきます。
プレイしていて重いなと感じるときや、逆にスペックが過剰に感じるときに、プランを変更できることは重要です。
プレイ人数に合わせたプランを選ぶ
プレイ人数に応じて目安となるスペックはあります。
下記表を参考にしてみてください。
Createみたいな大規模工業Modをガシガシ動かしたい‼って人は目安より1つ上を選択するくらいで丁度よいかもしれないですね^^
プレイヤー人数 | メモリ | CPUコア数 | |
4人以下 | 2GB | 3コア | |
5〜10人 | 4GB | 4コア | |
11人以上 | 8GB | 6コア |
ストレージがSSDである。
Minecraft はしょっちゅうセーブデータを保存する上に、セーブデータは肥大化して激重になりがちです。SSDなら読み書きが早いのでその点かなり安心感があります。
とはいえ、今時SSDじゃないサービス探すほうが難しいんじゃないですかね(´・ω・`)
サービス比較
Minecraft のVPSサービスを4つの比較表です。
「ConoHa for GAME」と「Xserver for Game」は大容量のプランがありますが、料金はそれにともなって高くなっていきます。
単純な値段比較ですと「KAGOYA CLOUD VPS」が最も安く、「Agames」が次点になるかと思います。ConoHaやXserverは長期割引前提価格ですね、とはいえ、日本語でのサポートが充実していますので、不安な方はこちらがおすすめです。Agamesはコスパがいいですが海外のサービスなのでなにかと融通は効かないかもです。
サービス名 | ConoHa for GAME | Agames | Xserver for Game | KAGOYA CLOUD VPS |
メモリ | 1GB~64GB | 4GB~ | 2GB~64GB | 1GB~4GB |
CPU | 2~24コア | 4~10コア | 3~24コア | 1~4コア |
SSD | 100GB | 25~100GB | 50~100GB | 25GB~ |
月額料金 | 763円(542円)~ | 1400円~(年割で2か月分割引) | 1150円(830円)~ | 550円~ |
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
Mod対応 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
サーバー設定対応 | 〇 | 〇 | 〇 | △ |
おすすめのサービスは?
予備知識不要で安心して始められるConoHa for Gamesがおすすめ
- 自動でMinecraft サーバーをForgeまで準備
- 長期契約割引で半額以下になる
- 公式の情報発信が豊富で困ったときに解決しやすい
上記3点を理由に、個人的にはConoHa for Gamesが良いかと思います。
ただし、上位のプランは割引をかけても高いので値段だけみれば自宅でサーバーを立てたほうが安いかもです。
4GBプランまでなら長期割引をいれたら1000~1800円/月(キャンペーンによって多少変動)なので電気代とトントンかちょっと高いくらいですのでおすすめです。
プラン比較表
プラン | 料金 | 割引料金(3年) | CPU |
1GB | 763円/月 | 542円/月 | 2コア |
2GB | 1259円/月 | 903円/月 | 3コア |
4GB | 2408円/月 | 1860円/月 | 4コア |
8GB | 4828円/月 | 3511円/月 | 6コア |
時間課金の活用
サーバーを使う時間が短いのであれば時間課金を使う手もあります。例えば、4GBプランは時間課金にすると1時間あたり7.3円になります。金曜の夜8時から月曜の朝8時までの60時間と平日3時間*4日の起動ですと月当たり300時間ほどで2100円位ですかね。
ウーン(´・ω・`)とりあえず計算してみましたが、遊ぶとき以外は建てない‼みたいな運用じゃないと安くはならなそうですね。
少人数でコスパよく使いたいなら「KAGOYA CLOUD VPS」
メモリ4GBプランが月額1540円で使えるので、少ない人数でModサーバーを立てるのにおすすめです。長期契約の縛りがないのも嬉しいところです。
ただ、ほかのサービスと比較するとサポートが手厚いわけではないので注意が必要です。
終わりに
レンタルサーバー・VPSはマルチプレイ時の面倒な設定や、維持、電気代を肩代わりしてくれるサービスです。少人数利用の場合はコスパよく利用すれば快適でストレスフリーなマルチ環境の維持ができます。
利用環境やお財布と相談して使いましょう。
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