単なる自説開陳です。
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静止した世界アイオニアンを作りだした「メビウス」は「Z」によると『「未来を恐れ、永遠の今を求める」気持ちが具現化した存在』です。
では、その『恐れた未来』とは何かを考えると3つ思いつきます。
1.世界の対消滅
2.オリジンによる再生の失敗
3.融合した世界での異世界人との共生
私はこの中の3を恐れた存在がメビウスであると解釈していました。
しかし、この解釈で通すとエンディングで世界が再度2つに別れた事に納得がいかなくなります。
なぜなら、そもそもオリジンによって世界の融合は無かったことにされるからです。オリジン建造段階でその事が世界の人々に説明されているだろうと考えると、3の理由によるメビウスの発生自体が無理があるんですね。
だからといって3の説を棄却すると、次は主人公らの正論パンチが通らなくなります。
主人公は度々「それでも前に進むべきだ」のような事を宣いますが、メビウスの視点にたってみれば、1ならば「怖くても対消滅すべきだ!!」2ならば「オリジンによる再生が失敗するとしても1度対消滅すべきだ」と聞こえてしまいます。
ノア達はアイオニアンという苦しみの満ちた世界に生きているので、世界が無くなったら救われますが、メビウスを作ってしまった意志(とその持ち主ら)は救われません。ノアたちが途端にジャイアンに見えてきますね^^
せいぜい、3の理由によって「共生が怖いだって?それでもやってみないとダメじゃないか!!」と言ってる位なら狂人ではなくリベラル位ですが…^^
また、説2の「オリジンによる再生の失敗」を恐れる理由も理解し難いものです。
ニアの話からオリジンの設計にはトラが関わっており、その事から2のエンディングから対消滅までは100年は経っていません。よって、少なくともアルスト側の人々はクラウスによる世界の再生(人々から見るとレックスと天の聖杯か)を経験して、まだ生きているはずです。そのような状況でオリジンという人造神の奇跡を信じられないのは不自然だと(私は)思います。
ここまではメビウスの存在理由から見るエンディングが納得いかない理由でしたが、加えて言うならば世界を分けて再生するなら、「それぞれの世界でオリジンを半分ずつ作って、それを世界の融合と同時に合体させる」なんて事は必要無いはずです。勝手にそれぞれで再生しておけと、その点からもゼノ3のエンディングは不自然です。
また、このようなエンディングになるならば、世界が分かたれることを示唆する話がどこかに出てきていいはずです(ニアに会った時とか)
それを敢えてせずにノアたちにフワフワした言葉しか喋らせなかったのは明らかに脚本が悪い。
いちおう好意的に解釈するなら、私のようなストーリーに対する感想はミスリーディングを誘われただけで、エンディングで絶望させた後に、DLCの追加シナリオでトルゥーエンド。なんて可能性もあります。
しかし、DLC前提の本編を作るのがまず許せませんし、その発想も悪趣味だと思います(・ω・`)
イーラは本編がまとまってた上での過去の補完だから良かったんであって、本編の結末をDLCに投げるのはゲームを売る姿勢としておかしいでしょう。この批判が杞憂に終わることを祈ります。
「そもそも、融合した世界を2つに分けたら未来にも前にも進んでないんだよ!!過去に戻っただけじゃん!!いみわかんねーーーーー!!」
それに、また世界が接近して消滅するよね(・ω・`)
おわり
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